こんにちわ、闊達行雲です。
DMMプレミアムを契約したので、DMMTVが見れるようになりました。アマプラのみと比べて見れるアニメ数が飛躍的に伸びました。DMMプレミアムは月額550円でアニメ約6000作品、エンタメを含む19万本のコンテンツをスマートフォン・PC・TVアプリなどから楽しめるサービスです。
一度やめていましたが、アマプラだけでは物足りなく、アニメの本数をさらに見たいなと思ったのがキッカケです。月額料金も安く、おにぎりとかパンを少し節約するだけで、アニメ作品が対象のものはほとんど見れてしまいます。サービス自体は2022年から始まったサービスで新しいですが、似たような本数の配信をしているU-NEXTと比較しても、あちらは月額2189円なので、3倍以上の開きがあります。
過去作も充実していて、2000年代放映のウィッチブレイドやブラスレイター、コードギアスなども見れました。またペルソナ5や劇場版ペルソナ3なども見ることが出来、対象商品はかなり多く、異世界ものや、ダンダダンなどの人気作ももちろん見れます。
昔はDVDやBlu-rayを購入して好きなアニメを見ていましたが、いまや企業側がサブスクのほうが結果的に収益が上がると踏んだのか、アニメもサッカー中継もサブスクサービスの方に流れて言ってしまいました。おかげでTSUTAYAの実店舗などは大量閉店していますが、そういう時代なのでしょう。
少ない月額料金で、初期投資の大きいDVDやBlu-rayを購入しなくても、いつでもTVでアニメを楽しめるようになったのは、利用者にとっては選択肢が増え歓迎できるサービスです。
DMMプレミアム(DMMTV)はアニメ作品が特に豊富で、そこに振り切ったサービスのように感じられます。アニメ好きには、垂涎のサービスと言えるでしょう。
それではいってみましょう!
・怪獣8号
productionIG制作ということで、深夜帯にアニメがやっていましたが、どうなの、ゴッドイーター?みたいな感じであまり真剣に見ていませんでした。
しかし登場キャラや作品の雰囲気がどうもエヴァっぽいな・・・と思ってたら、なんとまあ怪獣のデザインに(株)カラーが入っているじゃないですかwこれは見ないとあかんなと言うことで、じっくり見ていくことになります。
さすがIG制作のアニメということで、怪獣との戦闘シーンのアニメーションは圧巻といってよく、高速でたちまわる斬撃シーンなどは進撃の巨人のワイヤーアクションなみの作画密度でした。主人公の日比野カフカが8号になるシーンは寄生獣のオマージュか?と思わせられたし、カラーが作画に入っているからか、戦闘シーンの怪獣のやられっぷりがすごいなと。チェーンソーマンは食指が向かなかったのですが、こちらはすんなりと第一期最後までダレずに楽しむことができました。四ノ宮 キコルは、まんまアスカじゃんとw
そういう過去作のアニメへのオマージュ的なものを探しながらも、基本的な作画密度はすごいし戦闘シーンは、まるで自分が画面の中に入って隊員になったかのように、高速で動くということでおもしろい。で、隊員も強いですが、対する怪獣も10号のように怪鳥の群れを統率する強力な個体が本部めがけて奇襲してくるものやら、9号のように人間の知性を持ち、学習能力のある8号をつけ狙う主人公のシャドウ的な立ち回りをするものもあり、面白そうな感じです。2期も制作決定ということなので、次の展開も気になりますね。
・閃の軌跡NW
日本ファルコムが展開する、軌跡シリーズのアニメ。閃の軌跡シリーズからの派生作品になります。アマプラで第一話を見て、先が気になっていたので、DMMTVのほうで2話以降も一気見した感じです。
先述の怪獣8号などと比べると、作画面での動きは劣りますが、軌跡シリーズの豊富な設定とバックグラウンドを背景に、ヒロインにラヴィアン・ウィンスレットを置き、故郷ノーザンブリア自治州を舞台に、帝国の英雄であり閃の軌跡の主人公であるリィンとの交流を経ながら、成長していく姿が描かれる。作画面においては他のアニメと比べ兵士たちの鎧がペラペラの装甲で、作画に立体感がなく、平面的で安っぽかったり、仲間キャラにも、デザイン的にも性格的にもあまり魅力的で印象に残るキャラがいないなどの欠点も見られるものの、ゲームの設定を活かした、策略のうごめく自治州・帝国・身喰らう蛇などの動向を重層的に描いてあります。
個人的にはゲームの中でしかプレイできなかったリィンやアルティナ、サラやⅦ組の面子とアニメの中で会えるのが一番面白かったかな。ゲームでの展開(スマホアプリがでている)にしておいて、アニメは普通に閃の軌跡をアニメ化した方がおもしろかったかな。軌跡シリーズのファンである程度は見てくれると思うんだけど、ゲームの方がキャラもストーリーも立っていると思う。
・ルックバック
アマプラで視聴。おもしろかった。チェーンソーマンの藤本タツキさんが原作のマンガの映画化。今年の6月に劇場版が公開されたみたいだから、人気作なのかアマプラで早くも登場といった感じかな。
藤本さんのマンガは、登場人物の瞳に光がないのが特徴的なんだけど、この子たちもそう。ヒロインの藤野も目に力や光がなくって、斜に構えている感じの小学生。それがマンガに出会って、相方の京本に出会うことによって、どんどん世界が色づいていって、夢を持つようになっていく。学級新聞の4コマを連載していたんだけど、それを褒められていたのが、京本がでてくることによて藤野のマンガは一気に相対化されてしまう。京本の絵は上手く、そこに反感をいだき、藤野は必死になってマンガに取り組むことになっていく。卒業式の日、引きこもり気味だった京本の家に、卒業証書を渡しに行った藤野は、京本と出会うが。。。というようにストーリーが展開していく。
似ている感触としては、ジブリの「耳をすませば」。それを現代風に解釈したような感じのテイスト。あるいはバクマン。みたいな感じも受けた。
漫画家志望の少女の夢が、社会の現実やさまざまな人生経験を経て、変化していく。作者の心境を折り込みレイドバックさせながら、青春のきらめきやマンガに対する希望や挫折などを彩り豊かに描写した、いい作品だと思う。
結局、藤野が京本を誘わなければよかったみたいに後悔するところは作者の真情の吐露みたいにも感じたし、いろんな感情が表現されているようにも感じた。そこにも深さというか短尺の中編映画だけど、序盤の引きの強さから中盤後半まで一気に魅せる面白さがあった。
自分もマンガやCGを描いているので、こういう小さいときのワクワク感とか、マンガに出会った喜びをビビッドに描いてある作品は貴重。思い出したときにまた見たくなる作品だと思った。
・俺は全てを【パリィ】する〜逆勘違いの世界最強は冒険者になりたい〜
異世界もの。小説家になろうで連載されている鍋敷さんによる小説のアニメ化。
3話まで視聴。異世界ものは種類が多く、制作会社や予算によって作画クオリティが千変万化するけれど、今作は中程度のクオリティ。主人公ノールの生い立ちが泣けて、幼少期に父を、12歳で母親を亡くし天涯孤独の身になる。幼少時に亡くなった父から聞かされていた冒険者の英雄譚に憧れ、母の遺言「あなたの望む生き方をして」を胸に、冒険者になるべく王都を訪れる。一人天涯孤独になった身が、どうにして人間社会の中で身を立てていかないといけない・・・。そのような状況設定に妙に共感してしまった。
さてしかし、冒険者養成所にいっても、ソードマン学級で覚えたパリィや、魔法使い学級で覚えたプチファイアなど、初歩的な術技しか取得できず、結局冒険者不適格と判断され、山奥の故郷に引き返すことになる。そこで習得したパリィを徹底して磨き上げていき、15年。千本の木剣を衝撃波でパリィできるようになっていたが、本人はそのすごさにまったく気づかず、再び冒険者となるため、王都へ戻る。そして最低のFランクの仕事を請け合いながら、暮らしていく・・・。こういう感じでストーリーが始まっていきます。
主人公はとあるキッカケから、この王国の王女、リンネブルク・クレイス(通称リン)を救うことになる。しかし最初無能扱いをうけていることからか、また過度な欲望を持たず、リンがお礼をあげようとしても、金や謝礼には目もくれない。そういう無能扱いされた主人公(実はすさまじい使い手である)が、リンとのやりとりを通じて英雄譚を紡いでいく・・・・。そのようなストーリー構成になっています。
主人公が自分に期待せず、すごい剣をもらってもそれでドブさらいをしたり、Fランの仕事を黙々とこなしていくところなんかの描写に共感を受けますね。
これから最後まで見れそうな、作画もしっかりしている安定して見れる作品だなと思います。
・最後に
アニメは2015年くらいまでは多くの作品をおっかけていたのですが、最近は、飽きたのかあまり見なくなっていました。しかしサブスクサービスの発展により、また安価に見れるようになったことで、再び見てみようかなという気になりました。話題作も多く出ているようなので、15年くらいの作品から振り返り見れるものを見ていこうかなと思います。
時間を見つけて消化していき、繰り返し見たり、ファンアートを描いたりしていこうかなと思っています。