引き続き、精を出してRPG制作にいそしんでいます。
中盤、最後の作画と全体の調整
中盤最後のイベントを作っている際、追加で2枚ほど作画をする必要性に迫られたので、描き終わりました。イベント進み具合によって、施設の内部はそれほど作り込まなくてもよいことになったので、イベント作成のみ、進めています。一枚はスラスラ描けていきましたが、もう一枚がキャラの全身像を描かなければいけないものでもあり、苦労しました。
また、イベントシーンの内実では、時間経過が強制的にされるシーンでもあり、それに伴って、各地の街や村、旅のほこらのNPCたちの会話内容を調整する必要性が出てきました。中身的には一~二日で終わる内容のようにも思いますが、細かなイベントの調整なども含めると、これだけで一週間ほどとられそうな勢いです。中盤はそれだけ重要なイベントが頻出する地域でもあったということでしょう。第三大陸だけで2ヶ月ほど作っていますが他の地域の倍近くとられているように体感的には感じます。
スキルの配置、アニメーション設定
また続いてスキルの配置やそのアニメーションの設定を行う必要性がでてきたので、30個ぐらい設定を追加で作っています。またバトルシステムを追加したので、主人公の設定やストーリーとの連動性を考慮しながら、そのシステム構築に励みました。バトルはもっと爽快感をだして、通常戦闘などは奥義で一掃できるようなシステムにしていきたいと思います。
作画で気に入らないところを、文章で分析する
これは僕だけかもしれませんし、似たようなタイプの方に参考にしてもらえればいいのですが、作画してみて「どうもテンションが上がらないな、コレ」と感じる場面に遭遇したとします。そういうときに、自分の場合、大抵眠くなって、2時間でも3時間でも寝てしまう場面というのがよくあります。それで、「これではいかんなあ」と思うと同時に、「どうしたらこの状況を変えることができるだろう?」と考えるわけです。そうしたときに、文章で「何が気に食わないのか」を分析してみればいいのではないかと感じました。
今実際の例を取り上げて、解説してみたいと思います。描きかけの絵があるとして、テンションが上がらず、仕上げる気が起きていないとします。そうしたときに、どこが気に食わないのかをそのまま絵を描き続けて解決しようとする、長時間作画することで、なんとか絵的に仕上げてしまおうとする・・・。それが今までのやり方でした。
それを大きく変えて、まず文章で分析してみる。「作画のどこが気に食わないのか」「なぜテンションが上がらないのか」を、自由に書ける文章の方に渡して、そのフィールドで解析してみる。そうすることで心が軽くなっている自分がいることに気づかされます。
今描いている絵はバトラーの絵なのですが、ポーズや構図は固まっているものの、鎧などの細部の描き込みがキャラ生成ツールで作ったものを参考にしており、なかなか拡大して見れず、細かい描き込みが分かりません。そういう状態で暗黙的に絵を描きながら迷っていると、筆が進まず、「細かいところどうなってるんだこれ、、、」という悩みを潜在的に抱えたまま作画しないといけません。すると作画をする際、そのことがつねに頭をもたげてくるため、気が重くなり、どうしても眠くなってしまうのです。
そういうときはプログラミングでもありますが、まずは問題の切り分けを行っていきます。作画しているときに眠くなっている→なぜか→漠然としたわからない、どう描いたらいいか理解できていない部分がある→そこの箇所を詳細に把握するか、細かく描き込みせずに、おおまかな形をとらえるだけにしてしまうなどと、細かい要素に分解して、問題を細分化して詳細に検討していきます。
そうするときにはまずフィールドを変えることが大事で、自分の場合、得意な「言語の分野・言葉のフィールド」に、絵の問題を落とし込みます。そして、言葉で「何が具体的に問題なのか?」「なぜ眠くなるのか?」を分析していきます。そうすると、たいてい答えが見つかってくる。というか、まず絵のフィールドから言語レベルに置き直していくだけで、解決にまで至ることが多いです。絵に関する問題でも、それを認識している方法が、僕の場合、“言語的に捉えて”「これは描きやすい」とか「これはどこか頭がごちゃごちゃして描きにくい」などと判断している。だから詰まったときは、必ずTwitterやブログを書くようにします。そうすると、心境を言語的に分析する、「言葉で悩みを“定義”してやる」ことで、解決の糸口を掴めます。
今回だと、鎧の細部のディティールを参考にする資料が少ないので、「細部どうなってるんだろう、描きにくいなあ」と直感的に感じている。それが分かると、おおざっぱでも、形を捉え、整えてしまう。それ以上の細かいところは、縮小して出力してしまうから「見えない」・・・。そう、作画の大まかな方向性が決まってきます。その細部の描き込みが上手くいけば、だいたいのところは解決がいきます。そのようにして、絵の問題でも言語的に考える=ブログに書き出すことで、悩みを言葉ベースで思考し考え抜く事で解決していけるということがあります。
特に絵よりも文章の方が得意な左脳型というか、感覚ではなく論理的に思考しながら考えていくのが得意な言語優位型の方は、まずそうやって、無理に絵の問題を絵の中で解決しようとせず、文章のフィールドに落としこみながら言語で考える・解析するようにしてみるとると、ブレイクスルーというか解決の糸口が掴める場合があります。