塗りの変化
上のアニメ塗りから、下の厚塗りっぽい感じの塗りに変更しようとしているところです。
厚塗りのよいところ(アニメ塗りとの差異)
厚塗りは絵に重厚感がでるのと、凹凸が階層的に表現できるところ、あとはレイヤー数が少なくていいところなんかが気に入っています。
なぜ塗りを変えたのかというと、アニメ塗りでは塗りの方法に限界を感じていたんですよね。線画をていねいに描かないといけないとか、もっと絵に凹凸の階層感をはっきりくっきり出したいというところ、あとはパーツに分けて塗っているとレイヤー数が膨大に膨れ上がっていくので、そこを抑制したいというような動機もあります。塗りの速度的にも、レイヤー数が少ないので、レイヤー間を行ったり来たりする必要性が少なく、陰影をつけるところに集中できる感じで、塗りやすいです。
もともと色塗りは油絵に近い感じで塗りたいという欲求があり、美術の時間で色塗りをしたような塗りをしたいという欲求がありました。
それをアニメの領域でやるとすると、厚塗りになってくるのかなという感じです。
この上で載せた塗りが「厚塗り」になると認識していますが、アニメ塗りと厚塗りの中間である「ブラシ塗り」というのもあるそうなので、なかなか塗りというのは奥が深いなと思っています。
アニメ塗りだとパキッとした影をつけて終わりという感じになっていましたが、厚塗りの場合は線画をラフ目に描いて、そこから色付けに集中して取り組めるので、より立体感を活かした線画にシフトできて、絵柄の幅が広がりそうです。
まだまだですが、これから過去絵なんかをリメイク・塗り直し、あるいは新規で描きおこすなど、枚数をこなしていく中で、慣れていきたいところです。