wordからepub化する際の疑問点
小説を出すときに、wordで作成したのですが、そこから各種ストアで販売する際にepub化する必要性があり結構苦労しました。そこで同様の疑問符を持たれている方のために、どのようにしたか、手順を残しておこうと思います。結論から言うと、僕はロマンサーの有料プランを使用して可能になりました。
でんでんコンバーター、LeME
無料でepub化するのにはいくつかの方法があります。
よくいわれているのが「でんでんコンバーター」、「LeME」を使用したepub化です。しかしながらwordファイルそのものをアップするのは「でんでんコンバータ」では不可能で、独自の記述方式を使う必要があり、「LeME」はwordファイルそのものを使用してepub化できますが、なぜかエラーが出て先に進めませんでした。そのエラーがどのような原因からでているものなのか分からず、解決方法を探してもネット上ではでてきませんでした。
ipadのpagesを使用したepub化
そこでiPadを所持していたので、wordファイルをiPadでファイル共有したあと、pagesで読み込ませ、そこからepub化してみることにしました。結果から言うと、この方法ではepub化は可能でしたが、問題点が二つほどありました。
まず、epub化すると、一部の文字が勝手に消えてしまうことです。おもにルビのついた文字でしたが、それがepub化すると勝手に消えてしまう。しかもその消え方がランダムに消えるので、epub化するごとに、どこの文字が消えているのか確認しないといけないという非常に手間のかかる事態に陥ってしまいました。
もう一つは、epub化したものがせっかく縦書きであっても、なぜかAmazonやBOOK☆WALKERで登録すると、横書きになってしまうことです。これに関してはcssをいじれば解決できるという記事があり、その通りにしてみましたが、結果としてなぜかできませんでした。
せっかく縦書きで書いたものを横書きで表示されてしまうのは不本意なので、結局この方法もあきらめることにになりました。
【結論】ロマンサーの有料サービスで切り抜ける
結局、無料でepub化するという方法は自分にはできず、ロマンサーというサービスを使用することになりました。こちらはwordファイルを直接アップロードすることができ、縦書きのスタイルも崩れることなく表示できました。
【ロマンサー】https://romancer.voyager.co.jp/
最近まで無料でepub化ができましたが、規約改定があり、月額プランで月660円での利用ということになりました。
変換容量は150MBと制限がありますが、よほどの大容量ファイルであったり、数がたくさんあるのでない限り、その容量で十分かなと思います。料金がかかってしまいますが、結局のところこのサービスがwordファイルから直接epub化をしたい人にとっては、利便性が高いのかなと思います。
※変換する際に、目次の見出しがうまく反映されないことがありましたが、一度目次となっている部分を消して、もう一度打ち直すことで自分の場合うまくいきました。