闊達行雲のお絵かき&レビュー

イラスト、小説、ゲームを作っています。

【本当の液タブデビュー】Artist Pro 16 (Gen 2) 実機レビュー

 

こんにちわ、闊達行雲です。 


Amazonやブロガーさんの記事でも高評価の「Artist Pro 16 (Gen 2)」を購入しましたので、正直購入レビューをしたいと思います。以前所持していたartist16 セカンドとの比較を中心に、製品の魅力をお伝えできればと思います。スペック的な仕様は割愛しほかのブログや動画にまかせることにして、こちらでは主観的な、僕的な描き味や使ってよかった点、ガジェットとしての魅力を紹介していければと思います。

■よい点

・描き心地よし

2年保証付きで、76980円の高価な商品になりますが、proの名を冠する通り、高品質な商品でした。一番気にしていた描画面は、「サラサラ」という感じでartist16 セカンドがツルツルという感じだったのと比べると、若干紙質感が上がったように感じます。

しかし真価を発揮するのは、このペンの芯を「フェルト芯」に替えたときです。適度な抵抗感が生まれ、紙で描いているような感覚に近くなります。液タブでこの感覚が欲しくて、この商品を購入したといっても過言ではなかったので、とても満足しました。描き心地がよくて、一気に9時間ほどかけて、一枚絵を描いてしまったほどです。正直高価な買い物になるので買うのを逡巡し、中古で購入しようかとも思いましたが、製品保証が2年もつくので、やはり新品で購入しようということで、お財布には痛かったですが、Amazonで新品購入しました。

その結果、描画時間が大幅に伸び画面にダイレクトに絵を描写できる楽しさを感じております。

 

・高級感、ペンの握りやすさ

タブレットの下部もゆるやかに湾曲しており、手首が疲れないです。全体的に製品に高級感があり、「ああ、液タブ使って絵を描いているなあ~」という満足感があります。

artist16 セカンドはやはりそれと比べるとワングレード落ちる感じがあり、若干安っぽく、画面の滑りが気になったり、ペンが細すぎて手が痛くなるなど欠点が多かったですが、こちらはペンのグリップが復活し、描きやすく持ちやすくなりました。

・解像度

液タブは大体1920*1080のHD解像度が多いですが、こちらは2560*1600です。僕のモニタは2560*1440だったので、若干解像度が違いますが、ほぼそのモニタの画面内容をそのまま映すことができます。この点もよいですね。

 

■残念な点

・ペンが壊れる

喜び勇んで使用していたのですが、ペンが数日で故障しました。

描画しても反応しなくなり、ほかのDeco pro gen2で使用してみたところ、常にダブルクリックしたような状態になり、ペンが接地していないのになぜか筆圧をひろってしまうという状態になりました。メーカに問い合わせて、ペンだけ新品を送ってもらうことになりました。返品対応のはやいAmazonで購入してよかったです。

原因は、まあ「製品自体のもろさ」にあるかなと思いますが、おそらくペンのサイドスイッチにペンと消しゴムを設定して、クリックしていたところかなと思います。Deco pro gen2 のほうはいまだにまったく壊れていないので、同じペンですから、おそらくサイドスイッチに難があるのではないかと思います。そっちのほうはサイドスイッチを一切使用していないので。

この点も注意が必要かなと思います。

・Type-C-to-Cケーブルが使用できなかった

・なぜかType-Cケーブルでは接続できませんでした。これはおもにパソコン側の原因なので、製品の問題ではありませんが、じゃっかん残念だった点です。

3in1ケーブルを使用して接続しましたが、購入するサイトによってはケーブルが付属しないこともあるかもしれないので、注意してください。

それにしても自分のパソコンは最新型のパソコンを購入し導入しているはずなのに、なぜケーブル一本で接続できないのか。おそらく端子からの給電がたりないのでしょうが、そういう例もあるということを注意して下さい。このケーブルはおもにノートパソコン用なのかも知れませんね。

・付属のスタンドは傾斜が低くて使えない

レビューでもよく言われていることですが、本体付属のスタンドは傾斜位置が低すぎて、まったく使えません。付属しないでもいいくらいですね。そのため別売りのスタンドで代用しています。以前液タブ失敗談でも述べたことですが、液タブはけっこう画面に顔を密接して描くことになるので、首・腰・腕に負担がかかります。そこをどう防御して、自分の身体を守っていくかは液タブの必須課題になるので、スタンドは別途用意した方がよいと思いますね。

 

■総評ーおすすめの商品です

現状、ケーブルやペンの不具合に少し不安はあったものの、創作の実用性に足る、優れた製品だと思います。

左手デバイスなどは使用しないのでお蔵入りになると思いますが、フェルト芯を使用した描き味の良さと、解像度が2560*1600というところが最大の利点ですね。

モニタとしても使えるし、液タブとしても十分実用に足る商品です。いままで3台の製品を乗り換えてきて、まともに使おうと思ったものは一台もありませんでしたが、ようやく2024年に来て、理想に近い液タブに出会えたのではないでしょうか。そういう感慨があります。これで、本当の意味での「液タブデビュー」になったといえそうです。

やはりダイレクトにキャンバスにペンを走らせる感じは板タブにないものがあり、イマジネーションが広がりますね。高価な買い物だったので、元を取るつもりで描かないといけませんし、高級感があるので「大事に使っていこう」という気にもなります。また2年間の保証がついているので、壊れた際にも2年は保証してもらえるところもいいですね。

XP-PENは最近、よい製品をけっこうたくさん出していますが、昔はワコム一強でしたが、あちらのほうは一般ユーザーを置いてけぼりにしているのか、と思うほどの強気の価格設定でほとんどプロ向けのガジェットと化した感じですね。高価なハイスペックパソコンよりも高い設定の商品も多く、う~んと唸ってしまします。しかしXP-PENは価格的に手が届く範囲でこれだけの商品を出してきてくれているというのは、とてもありがたいですね。今後、市場のシェアも変化していくのではないでしょうか。

そう思う今日この頃でした。この液タブを使って、よい作品をがしがし描きまくっていきたいと思います。おすすめです。

 

■公式サイトはこちら(おまけ付き)↓

 

※使用感など、ご不明な点はコメントなどで分かる範囲でお答えしますので、お気軽にどうぞ。

 

今現在はこの液タブにあわせて、ラフやアイデア出しはmagic drawing padを使用しています。気になる方は、こちらもチェックしてみてください。

kattatu-yukigumo.com

 

参考になれば幸いだぜ。みんなもお絵かき楽しもうぜ!!