闊達行雲の日記&レビュー

イラスト、小説、ゲームを作っています。

【お絵かき論】活字の大事さ・読書の大切さ

※個人的な経験や体験が含まれると思いますので、作画が詰まったときの参考にしていただけると幸いです。

 

 

・絵を描くのに、一番大事なこと

いい絵を描くときに、イメージほど大事なことはないと思います。頭の中にイメージ映像が出てくる。それをそのまま、あるいは少し改善を加えた上で、紙面にキャンバスに焼き付けていく、描いていく。そういう作業が絵描きの基本作業になってくるのではないでしょうか。もちろん描いているうちにイメージが膨らんでいって、ペンが走ることもありますが、作画においてイメージを豊潤に持ち、潤沢な映像をもとに作画をしていく。そこに絵の醍醐味があると思います。

・絵を描く気が起きないのは、イメージが枯渇しているから

絵を描きたいのだけど、ぜんぜん筆が進まない。そういうときがありました。イメージが浮かばないのですね。描きたいものが全然浮かんでこない。いわゆるイメージ映像、絵の完成像みたいなものが枯渇しているわけです。ではそのイメージを調達するときに大事なのはなんでしょうか。資料集めもよく、いろんなイメージを見ているうちに描きたい構図が見つかってくる場合がある。しかし、それを見ながらそのままの構図で描くと、パクりになってしまいます。あくまでも、自分の脳内に浮かんだイメージを潤沢にしていくために、資料集めするのですね。まあ自分で撮った参考ポーズならそのまま描いたりしてもいいですが、基本的に絵において、イメージを膨らませて脳内イメージを豊富にしていくことで、新しい絵の構図が浮かび、描き進んでいく。そういうことが多いような気がします。ではそのイメージを豊富にするにはどうしたらいいでしょうか。

僕の経験上、二つの方法があります。

・イメージを膨らませる、二つの方法

①ゲームをする

ゲームは視覚領域に豊富なイメージを与え、様々なカメラワークから、いろんな映像を届けてくれます。RPGなどではそこに物語も加わり、フィールドやゲーム空間を歩きながら、まるで体験し、コントローラーで主人公を操作できる小説のように、物語を楽しむことができます。そこからイメージが膨らみ、作画の参考になることがあると思います。自分も作画の際、とくにマンガを描くときに、定期的にゲームをして、作画の意欲を高めていたものでした。そういう要素があります。これが一つ。

②読書をして活字に触れる(ブログ・小説を書く)

今回メインで紹介したいのは、こちらの方法です。僕はこうやってイメージを膨らませ、作画に取り組んでいます。「え、作画をするのに、本を読むの?」と疑問に思われたかも知れません。しかし本を読むと、活字の意味から想像力をもって、作者の書かれたことを理解しようと、イメージが膨らみます。また小説を書いてみるのもいいですね。活字にふれるということです。「いや、でも締め切りが迫っているから」、「とにかく絵を描かないと・・・」と焦っていると、余計前に進まないし、無理くり絵を描いても、固い構図になったり、ありきたりな内容のものしかでてこなかったりします。それよりも、迂回するように遠回りに見えようとも、読書をしてみる、あるいは小説・ブログを書いてみる。そうしていると、イメージが膨らみ、絵を描く気が復活してきます。

僕自身、このことに気がついてから、創作活動がかなり楽になりました。それまでは無理矢理絵を描いたり、「とにかく描かないと・・・」と焦ったりして、固い構図の絵ばかりを描き、満足感は決して高くありませんでした。なにより自分の心が自己否定で埋め尽くされてしまって、ぜんぜんお絵かきが楽しくないのですよね。

絵を継続させていく、創作活動を続けていくには、「楽しさ」が欠かせません。それがある意味、心の滋養・栄養になって、創作が進んでいく。それが自己否定、自分を責めてばかりになって絵が楽しくないと、本当に悲劇です。苦しいばかりで、得られるものはほとんどない。だからこそ、「絵が楽しくないな」と思ったら、すみやかにそこから離れる必要があります。

もちろん仕事でやっている場合、苦しいときもあると思いますが、できる限り楽しみを追いかけていく、楽しい状態でお絵かきできるような状態に持ち込んでいくことほど、大事なことはないと思います。だからこそ、楽しいときを作り出していくためにも、逆説的ではありますが、あえて絵から離れて読書をする、ブログ・小説を書く。そういう行為が大事なのですね。

・左脳優位な人ほど活字に触れた方がよい

とくに学校で座学の勉強をよくやったとか、小説が好き、文章が好きという人、左脳優位で物事を言語でとらえるのが得意な人ほど、本を読んでイメージを膨らませて書く。そういうのをやったらいいと思います。

なぜなら絵を描いてこうとしても、そもそも描きたいものが浮かんでこない、“イメージ”がわいてこないため、描くべき対象が明確に像として焦点を結んでこない。逆に絵から離れて、別のこと、この場合は本を読んだりブログを書いたりしていると、絵を描く気持ちが復活してくる。絵を描かないといけないのに、文章を書いているというのは無駄なことをしていると思うかもしれませんが、絵が描けなくて自己否定や自己処罰の感情が強くなることほど悪いこと、苦しいことはないと思います。それだったら、楽しいことをやっていく、いまやれること・やりたいことをやっていく。そのほうがうまく物事が進んでいくような気がします。

感覚で、みたものをそのまま捉えて描くよりは、左脳優位で言語で解釈する傾向の強い人は、そのやり方を実践してみると、思わぬブレイクスルーが訪れることがあると思います。

・活字に触れてイメージを膨らませ、楽しんで絵を描いていく

個人的には、絵で成功するには、これが最適というか、成功のゴールデンルール(黄金律)だと思っています。

活字に触れ、文章を読んで、ゲームをして良質な物語にふれ、イメージをふくらませて、描いていく。このパターンですね。

僕がブログを重視してよく書いているのも、本をよく読んでいるのも、そういう意味があります。従来の絵の描き方でうまくいかない、講座動画をどれも実践したけど、言われたとおりやっても全然うまくいかない・・・。そういう悩みのある人は一度、本を読んだりして活字に触れてみてはいかがでしょうか。あるいはブログを書いてみる。そこからよい結果、思わぬすぐれた結果が得られると思います。