闊達行雲の日記&レビュー

イラスト、小説、ゲームを作っています。

RPG進捗状況⑩

引き続き、RPGの制作を進めています。最近は登場人物(アクター)の作画、イベントでの主人公とボス級モンスターの作画にいそしんでいます。

作画、復調の兆し

作画面ですが、キャラの立ち絵をアクター3人分描き終わりました。4人目以降は出場してくるたびに、ストーリーの展開上必要になったら描いていくというようにしていきたいと思います。いまはイベント用の主人公と、対峙するモンスターの画像を描いています。モンスターの絵を描くのは、何気に初めてでどこか緊張します😂
しかしながら文章を書いて頭を文章ベースにしておいて、そこから文章を書いているときに浮かんでくる「イメージ映像」を強く頭に焼き付けておく。そしてそれを忠実に絵にするように描いていくと、変な手クセや思考のクセが消えて、絵がよくなってきたように思います。変なことを考えずに、ひたすら頭の中のイメージを忠実に絵にできるように努めていく。絵の整合性などや「こう描かないといけない」というような感覚は、ほとんど全て間違い。ひたすら見栄えがよくなるように、頭の中のイメージを忠実に描けるように、していく。そういう感覚を優先させていき、他の余計なとらわれや執着を全て捨てていくようにすると、絵がまっすぐに描きたいものを捉えられてきたように感じます。

上:メニュー画面、下:戦闘画面(※いずれも開発中のものです)。

 

ぼかし、エアブラシに感動

Twitterなどでいいねやリツイートをしながら、上手い人の絵や描きたいポイントや学びたいポイントをていねいに上手く描き込んでいるものを探してブクマして、後で見返しながら勉強すると、上手い方のテクニックを学習できるように感じます。とくに塗りに関しては、雑な印象が自分の絵にはあったので、ぼかしツールやエアブラシを多用するようにしています。とくにRPGの立ち絵は、作画中に金属系の鎧や剣を描き込むことが多いので、エアブラシツールが役に立ちます。ふわっとしたグラデを作りやすく、上手くぼかしてくれるので、レイヤー属性を発光やオーバーレイ、乗算などにしながら多用しています。また色と色の境界面に濃い色をいれることで、金属の質感はだしやすくなります。その辺が面白く、一つ描けるようになると他にも応用が利くし、肌の質感を出しやすくなるので、上達が楽しみです。こうやって何の脈絡もない絵を描くよりも、RPGの物語の筋に沿うようにして描くのはとても有意義だなと思います。自分なりに一年前と比べても、絵の上達はけっこうよくなっています。いままでぼかしやエアブラシなどのツールはもちろん知っていましたが、どういうように頭の中のイメージを形にしていくのか分からなかったのです。それが、最近になって絵の見え方が習熟してきて、イメージを実現させるために「どう使えばいいのか」分かってきたように思います。

絵を大きいサイズで描く

またツクールは規格が816×624で顔グラは144×144です。そのため、10倍くらい大きめのサイズで描くと、そうそう細かな描き込みは気にならなくなります。この辺も自分的にはうれしいところです。なぜなら、いままで「絵全体のトーン」が大事なのに、不要に細かいところを気にして描き込みをし、全体的にパッとしない絵を乱造してきたからです。全体の絵の持つ雰囲気が大事で、細かい描き込みはある意味、どうでもいい。それよりもぱっと見の絵の持っている雰囲気をきちっと引き出してあげる。自分の頭の中のイメージに近い雰囲気を持つ絵に仕上げてあげることが大切なのです。それをツクールで作画していると、いい雰囲気を追いかけてゆきやすいのです。なぜならエディタ上では、サイズが小さく表示される。自分が会心の作品だ!と今まで思ってきたものは、キャンパスサイズを縮小したものを基準にしてそのように見えていたのです。ところがクリスタ上で拡大して「描き込まないと・・・」と強迫観念に囚われていると、そもそも「好きな」「頭の中のイメージ通りの」絵が描けない。かけないまま、細かいところの絵の整合性を整えなきゃ・・・というよく分からないとらわれに心が掴まれてしまうのです。
だから大きく、絵を捉えていく。絵の講座サイトをみても影付けの仕方などは大きく1影をつけていくことを重視しています。そして2影、ハイライトなどを入れていくといい感じに仕上がっていく。大きく俯瞰して絵は見ていく必要があり、全体のトーン(雰囲気)が大事。影付けの仕方も同じように、大きく影をつけていく。またキャンパスサイズを切り出しして出力する10倍くらい大きくして、縮小した状態が理想の絵になるように、していく。そうなることで絵がどんどんよくなっていく。そのような実感があります。

現在はイベント絵を作画中。終了後、すぐにツクールに戻り、ゲ制の続きへ

表題のとおり、現在は中盤のクライマックスイベントの立ち絵作画を行っています。作画続きで眠気もマックス、疲れもけっこうきていますが、もう少しで完了して本丸のツクールでの作業に入れるので頑張りたいと思います。この作品はいい仕上がりになりそうなので、妥協せず、納得がいくまで作り込むことを意識して、作画、制作に打ち込みたいと思います。来月の6日で制作開始から3ヶ月になります。6月の完成目標を目印にしますがクオリティ重視で、多少オーバーしても内容重視、自分で作画する絵が入るならば、見映え重視で、納得いく質感が出せるまで、大いに励みたいと思います。

 

 

友情出演ということで、前作(ソードクレスト:剣の紋章)のパーティキャラもNPCとして出演します。